愛好堂古河店GUNコーナーのブログ

いらっしゃいませ!!野郎ども!!愛好堂古河店です!!

オッサンになるまで、合皮（人造皮革）がビニールやウレタンでできていたということを知らなかった、GUN担当でございます。
てっきり、薄皮に屑皮の粉末でも塗布して作っているのかと思ってございましたw

今回のホルスターお手入れのお話は、そういった合皮製品は除きます。あくまでも本革ホルスターのお手入れのお話。



愛銃をホルスターに入れてハァハァしていたは良いが、気がついたらフラップにヒビが！とか、愛銃に革スリングつけてハァハァしていたらやっぱりヒビが！とかで微妙に凹んだことはございませんか？
（中学生のころだとは思いますが）G-1っぽいレザーフライトジャケットを洗濯したあげく、乾燥機にかけてカリカリにしてしまい、一発でダメにしたことはございませんか？（ないないw）
革製のヘルメットインナーを洗ったら、ゼラチン質が、これなら漂流しても微妙に食べられそうだよねーな感じの、ゲル状になって溶けてなくなったことはございませんか？（普通ねぇわなw）

現用ナイロン系装備がメインの場合、上記のようなトラブルは起こりませんが（気がついたらカビで真っ白！菌糸が！胞子が！といったことはございますので、ナイロンについてはまた後日）、革製品の多いWW2系装備の場合、お革の潤い不足による割れが往々にして起こります。

あきら(ry

革ホルスター、革ベルト、革スリングなどの、本革の軍用品を入手したら、とりあえず軽くレザーオイルを塗っておきませう。

コロンブス　ミンクオイル
成分：ろう、動物性油脂、流動パラフィン
ミンクオイル45(ビン入りタイプ) | 靴クリームのコロンブス | 靴磨きや革製品などのケアグッズトップメーカー

流動パラフィンとやらが何なのかさっぱりわかりませんが…（たぶんファイナルファンタジーに出てくるやつだと思われ）
￥500-前後で手に入ります。わたくしは近所のカインズホームで購入いたしました。

ラナパージャパン　ラナパー　成分：蜜蝋、ホホバ油、ワセリン、ラノリン
革・皮革のケアにはラナパー！ラナパー正規販売店のラナパージャパン

ラナパーは本革、ビニール、金属問わずお手入れできますので、超絶便利。公式サイトの会長の写真がアレですが…w
わたくしはもっぱら、「ドイツの科学力は世界一ィィィ！」もしくは、「すごいよ！マイク！」的なラナパーを使っていたのですが、近所に売ってございませぬ。

ですので、今回はコロンブスのミンクオイルを使ってみました。安いし、地方でも入手しやすいですしね！
追記：後日、ラナパー￥3,000-前後（左側）を入手。似ていたヤツ￥1,000-前後（右側）も入手。
なんですか。この中華ハルヒみたいな微妙な似かたのボトルは！間違って買ってしまったではないですかw
ま、時間があるときにでも使いくらべてみようと思います。

注意点といたしましては、塗りすぎないようにしてください。
レザーオイルの力は絶大です。カピカピの革が、塗っていくそばから柔らかくなっていきます。ですので、塗りすぎますと柔らかくなりすぎて、本来の用途にそぐわなくなる可能性もございます。

逆に銃が入らないくらい硬いホルスターも、レザーオイルで柔らかくしてあげるとフィッティングが楽になります。
そのさいは、レザーオイルの拭き残しがないようにしてください。有機溶剤入りのレザーオイルの拭き残しがございますと、樹脂製の銃表面をおかす場合がございます。

キィウイ　ミンクオイル
成分：ろう、油脂、有機溶剤
靴磨き・手入れ-KIWI（キィウイ）-｜ジョンソン株式会社（ミンクオイルのページなし）

職場にあったミンクオイルも使ってみました。
ジョイフル本田で、￥800-前後で売られているようでございます。
有機溶剤入りはフライトジャケットなどの場合、エアフォース・インシグニアやバック・ペイントを、溶かしてしまう場合があるので注意が必要です。

わたくしの場合は、ホルスターなどを入手したらオイルを塗る→毎晩もしくは三日に一回くらいのペースでなでなでしてハァハァする→銃を抱いたまま寝る→数ヶ月もしくは半年以上経って乾いてきたかな？と感じたらまた塗る、そんな感じでございます。

レザーオイルを塗る前に、まずは清掃を。
海外から直に購入しますと、よくわからない汚れがあったり、カビていたり、虫が入っていたりします。それらが合わさって、腐海の森になっていることもしばしば。
レザーケア用の豚毛ブラシや馬毛ブラシで汚れを落とすのも結構です。んなもんねぇぞ！ゴルァ！な場合は、100均のナイロンブラシでも良いでしょう。ただし革にキズがつかない硬さの物を選んでください。
ブロアー（エアダスター）で汚れを吹き飛ばすのも良いでしょう。ただしブロアーを使う場合は、革の組織がエアーの吹き出す圧に耐えられるかどうか、確認してからにしましょう。革の状態によっては、えぐられてしまう場合もございます。

レザーオイルを塗るときは、布で塗っても良いのですが、わたくしの場合は布ですと塗りづらいので指でじかに塗っています。
ヴィックスヴェポラップ的に、指の腹で薄くのばしてあげる感じで革に塗ってあげます。指が入らない部分に関しては綿棒で。指も綿棒も入らない部分に関しては無視でw
それに手で塗っていますと、ダメージを受けている部分をいち早く発見することができます。

茶革の場合、多少の色むらが出ても気にしないように。といいますか、多少の色むらが出てもそんなに気になりません。軍用品なのですから。
レザーオイルを塗る前と後では、茶革などですと確実に濃さが違います。安っぽい黄土色のホルスターが、深みのある茶色のホルスターになります。

数時間、もしくは一日経って、表面にオイルが残っているようでしたら、拭き取りましょう。放置しておきますと、カビの原因になります。
革の表面の加工によっても、レザーオイルの浸透の仕方は変わってまいります。このホルスターは拭き取りの必要がなかったけど、こっちのホルスターは拭き取らないとダメだねーとか、これはちょっとつけすぎちゃってるかなーとか、塗っているうちに加減がつかめます。
指で塗りのばしていると、つけすぎになることはあまりないですかねー。

同僚が貸してくれたマスタングペーストも塗ってみました。

マスタングペースト　成分：ホースオイル、蜜蝋
レザーメンテナンス復刻ホースオイル-マスタングペースト

マスタングペースト、ようは馬油。
これは…最強でございます。
ホースオイル97%、蜜蝋3%は伊達ではございません。塗っていくそばから浸透していきます。

上記以外にもいろいろなメーカーからレザーオイル、レザーケア用品が出ています。ご自分にあった物を見つけハァハァするのが、ミリヲタのたしなみでございますw

あるホルスターメーカーさんの職人さんは、一番のお手入れは愛情を持って毎日触ってあげることだとおっしゃってございました。なにげに最強なのは手の脂…w

機会がございましたら、革ホルスターの作り方なんぞも、ブログのネタにしたいですねー。



またのお越しを!!

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